コイケヤ プライドチップスを食べる。
ポテチが食いたい。
私、橘 八朔はバイト帰りに飲み物を買いにスーパーマーケットに立ち寄っていた。そこでコーラを手に取った私は、こう思ったのである。
ポテチ食いたい。できればフレークタイプではなく、ポテトを切ってそのまま揚げた方。
抑えきれぬ欲求のままにポテチコーナーへと駆けた私は、ありとあらゆるポテトチップスと対面する。
コイケヤ、カルビー、なんかよくわかんないとこの安いやつ。どれも百円を切っている。
どうしたもんか。ポテチは食いたいが、特にこれといって食いたいメーカーのものはこれといってない。ただ、美味いポテチが……
美味いポテチ。
あった。
それが、今回のコレである。
コイケヤ プライドポテトのりしお。
フライドではない。プライドである。
コイケヤが魂込めて作り上げた、最高のポテトチップス。
一つ120円。比べてみると、他のポテトチップスとは1.5倍ほどの価格差である。
一体なにが、このポテトチップスを押し上げているのか。
気になった私は、即、レジへと向かうのだった。
家へと帰り、コーラの栓を開ける。グビグビ飲んでから、プライドチップスへと手を伸ばした。
まじまじとパッケージを見てみると、こんな写真が。
うそつけ!!!!!絶対そんな風に作ってねえだろ!!!!!
そうは思いつつも、パッケージに書いてある日本産じゃがいも100%、日本産のり100%、塩は三種ブレンド、唐辛子も三種ブレンド。
たしかに、かなりのこだわりようである。スマートなパッケージの割に量は普通のポテトチップスとなんら変わらず63g。
情報は確かに良いことが書いてある。しかしだ、食品というのは、口にして初めて、その真価を発揮する。
そのこだわりを感じるべく、私は封を開ける。ポテトチップスなのだから、ハサミなど使わず手でぶち開ける。
ムワッとした。
鼻に刺さるは海苔の香り。ほのかな辛味の香りは唐辛子。なんと……香りだけで美味い……
大きい一枚を手に取り、実食。
う
ウンメェ〜!!!!!!!!!!!!!
ふんだんな海苔に程よい塩加減、サクリとする芋!!!!!!!!!!!!噛むと広がるポテトチップスのりしおの味。
これが、本物。本物の、ポテトチップスのりしおである。
コイケヤ プライドチップス のり塩
濃厚な海苔の味わいに広がる芋と塩気。コイケヤの本気とこだわりを、舌で感じよ。